’88になって,ファミスタは,かなり大幅な変更がなされた。エラーやファインプレー,好調打者などの制度が加わった。しかし,COMの守備の下手さは相変わらずであった。
むしろ,自動的に横っ飛びをしていた’87までに比べ,内野ゴロの処理は確実に下手になった。
しかし,私が個人的に一番気になったのは,送球が途中で止まることであった。確かにそのこと自体は物理学的には正しいのだが,なにせボールが止まるのが早すぎると思った。同様に思った人がいたのか,後作では送球の減速度は少し小さくなった。
そのほかの変更点としては,オリジナルチームが作れるようになった,先攻・後攻びいきや球場の選択肢ができたこと,ラッキー7,ピッチャー数の増加など,細かいところまで考えると,かなり多い。なお,’87と比べて,再び打高投低に転じている。
チームについて一言
チーム名 | コメント |
ガイアンツ | 「ぽちむら」はやりすぎ。 |
ドラサンズ | クリーンアップ恐るべし。 |
カーズ | 投手力は,リーグ有数。 |
ホイールズ | 機動力野球に磨きが掛かる。不安な抑え投手。 |
スパローズ | 一発だけに頼る打線。ぎぶす(ギブソン)の驚異的な防御率。 |
タイタンズ | 代打のかつちやん(掛布),ばうむ(バース)が涙を誘う。 |
ライオネルズ | 投打共にトップクラス。 |
バッカルーズ | 過小評価されて悲しいブライアント。 |
ファイヤーズ | ナムコスターズ,オリエンツを下回る弱さ。 |
ホーネッツ | かなり強い。投手も悪くない。 |
ブラボーズ | 代打陣の走力が11以上。頑張れ,さんた。 |
オリエンツ | 投手はソコソコなものの,まとろってを4番に据えた,悲惨な打線。 |
ナムコスターズ | ファミコンの歴代ファミスタのうちでは,最高の強さ。ライオネルズに匹敵。 |
メジャーリーガーズ | 相変わらずな殺人的な強さ。投手の変化球が良くないところに,スキが。 |
思い出の名選手
山田久志:下手投げ最高の284勝をあげた。「シンカー」で有名な投手でしたが,入団したての頃は速球派でした。 | |
ランディ・バース:阪神ファンにとって,彼は永遠のカリスマであり続けるだろう・・・ |
おっかけ野手のスピード
ボールを持った野手の走るスピードが,’88から急にアップしています。’87までの2倍の速さになりましたが,逆に速すぎて操作が難しくなったとも言えます。 |
コーチ気取りの塁審
1,3塁塁審が,なぜかコーチャーズボックスに居座っているのが,’88の特徴(’90まで)。開発者は,これに違和感を感じなかったのだろうか?’91以降は,ちゃんとコーチャーズボックスから離れたライン際に待避しています。 |
球場(画像をクリックすると,全景が見られます)
1.どうむ
両翼100m,センター122m。さすがに屋内だけあって,ホームランを打っても花火は上がりません。 |
2.ろっこうさん
両翼91m,センター120m。このころは,まだラッキーゾーンが存在していました。 |
3.しゃちほこ
両翼91m,センター119m。ナゴヤ球場をモチーフにしたもの。センターから微妙にずれたスコアボードと,ライト後方にある風速風向表示のポールが特徴。 |
4.かせんじき
両翼85m,センター110m。これは,おそらく(当時)巨人軍の多摩川グランドをモチーフにしていると思われます。満塁ホームランを打つと出現する電車の色あいが,東急線です。4両しかありませんが,本当に長い編成の電車がきたら,これはびっくりです。 |